私がこの業界に入って、
いい仕事に就けて良かったと本気で思えるようになったきっかけをご紹介させて頂ければと思います。

それは突然の面接連絡でした
『面接お願いします!そのまま体験入店したいです!』
ここまではよくある話
ただ、この女の子家もなくほぼすっぴんのいわゆる家出少女でした。
業界全く未経験、車でお店の近くまで来てました(なぜか車持ちwww)ので運転免許証など、入店に必要な書類は準備できました。
源氏名は『みら』乗っていた車がMiraだったのでという、浅はかな理由です(笑)
ルックスはというと、メイクが不慣れで男目線から見ても決して上手いとは言えないレベル。地味めな女の子でした。
その時は、この子が2年後グループNo1になる女の子になるとはその時は全く予想してませんでした。
彼女を変える彼女
無事入店を果たしましたが、お客様のご感想は良くもなく悪くもない、いわゆる『フツー』という感想がほとんどでした。
待機中も物静かな感じで、ちょっと暗い女の子でした。
当時の待機室環境は集合待機、他の女の子と一緒に待機していたで、他の女の子と顔合わせする事が多い環境です。
その暗い女の子はもちろん、自分から話しかける事もできず、静かに待機している状態でした。
そしてそこに現れた『れいなさん』という女の子、その暗い女の子とは対照的に、業界歴は2年程、本指名のお客様も多く所謂、人気者の女の子でした。私もその日の事は鮮明に覚えているのですが、その暗い女の子の目がキラキラして、その『れいなさん』を見つめていたのです。
『れいなさん、こちらの女の子が最近新しく入った、みらさんです。』
思わず紹介をせずにはいられませんでした。
それからというもの2人は待機室内では非常に仲が良く、みらさんにとってようやく“心地よい”環境“になったかなと思い始めました。
それから、数カ月、明らかにみらさんが可愛くなってきてました・・・
美意識を上げるって・・・
きっと『れいなさん』の魅力にはまった『みらさん』が彼女の真似をしているんだな、彼女のようになりたいんだなって思って見ていました。
美意識向上って凄く大事な事で、特に我々の仕事はお客様に見られる商売です。生まれ持ったモノは中々変えられませんが、スタイル・メイク・ファッションなどは努力でいくらでも変えられます。
ただ、『美意識を上げていこー』って男子スタッフが言っても中々女の子に伝わらない事が多いです。
でも今回のように、憧れから入ると、自然と体が動き、考え、そして努力します。
『きっかけ』って物事にはすごく大事だと思っており、この『れいなさん』が『みらさん』が変わる大きなきっかけになったんだなと、私は初めて実感させて頂きました。

そして、6ヵ月くらいが経ち、入店時とは違い見違える程可愛くなっている『みらさん』がそこにはいました。
ちょっと長くなりましたので、続きはまたアップさせて頂きます☆
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。